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 モリタ食材開発研究所(大阪市城東区、守田悦雄社長、06・6931・4180)は、米焼酎のもろみ粉末を20日に発売する。栄養分の豊富な素材として、食品会社や化粧品会社に売り込む。価格は未定だが、1キログラム当たり2000―3000円を予定している。焼酎の製造状況に応じて、月1トン程度まで販売する計画。


 大和一酒造元(熊本県人吉市、下田猛社長、0966・22・2610)と共同開発した。アミノ酸、クエン酸、食物繊維などの栄養成分が豊富に含まれている。アミノ酸は100グラム中36.7グラムと、原料の米の4.6倍。中でもうまみ成分のグルタミン酸が100グラム中6.14グラムを占めるため、調味料として使用できる。


 健康食品の材料や化粧品のパックの素材としても売り込む方針。サンプルの配布から始め、ユーザーの希望に応じて粉末の粒度を調整する。健康食品として応用しやすいよう、タブレットでも提供する予定だ。


 モリタ食材は「イモ、麦など焼酎の原料によって醸造もろみの機能も違うはず。梶原教授との産学連携の取り組みで、これなで知られていない醸造もろみの興味深い効果が明らかのなるかもしれない」としている。



日刊工業新聞 2005年(平成17年)9月19日

新製品・新技術開発・新規事業戦略を支える知恵袋会社 (株)モリタ食材開発研究所
 
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