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ホーム 新製品・食品開発のための技術情報 主なマスコミ報道 >醸造もろみを健康食品素材へ 大和一酒造元

 焼酎製造の大和一酒造元(本社・熊本県人吉市、電話0966-22-2610)は、アミノ酸や食物繊維などの栄養成分を豊富に含む醸造もろみを低コストで粉末化する新技術の確立の成功した。健康食品や化粧品などの新素材として普及を目指しており、本社工場内に月産1トンの専用プラントを完成、今月からサンプル出荷を始めた。


 食品関連の素材探索で実績のあるモリタ食材開発研究所(同・大阪市)の支援を受けて市場開拓する方針で、両者共同でもろみの錠剤化も計画している。



 醸造もろみはクエン酸などを大量に含んでおり、ビール酵母となどと同じように健康食品の新素材として注目されている。しかし、そのままでは大量の水分が残留しており大量生産する健康食品素材としては使えないため紛体化の研究が行われているが、紛体化には手間がかかり、商業ベースに乗った生産が難しかった。このため一部は家畜の飼料として使われているものの、大部分は廃棄処理されているのが現状となっている。産廃対策の観点からも醸造もろみの有効利用が課題となっていた。


 大和一酒造元は紛体化の技術的な詳細を明らかにしていないが、独自の脱水プロセスを開発、装置などを工夫することで量産しても採算がとれるレベルで紛体化できるようにした。この新技術を使うと、もろみに含まれているアルコール分を除去、アミノ酸などの成分はそのまま残せるという。モリタ食材は自然素材の紛体化などで技術実績があり、新技術の確立には同社のアドバイスも受けているようだ。


 モリタ食材は「イモ、麦など焼酎の原料によって醸造もろみの機能も違うはず。梶原教授との産学連携の取り組みで、これまで知られていない醸造もろみの興味深い効果が明らかになるかもしれない」としている。


化学工業日報(抜粋) 2005年(平成17年)9月26日
新製品・新技術開発・新規事業戦略を支える知恵袋会社 (株)モリタ食材開発研究所
 
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