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食物アレルギー各社の取り組み

2023年(令和5年)6月5日(月曜日) 食品新聞


透明な醤油風調味料

 調味料開発のモリタ食材開発研究所(大阪市)が製造販売する醤油風調味料「味譜一番」。米と大麦由来の発酵調味料を主原料としており、醤油の原料である小麦・大豆を含むアレルギー表示対象28品目は使用していない。

 一番の特長は無色透明で食材の色調や香りを損なわないこと。また、一般的な白だしや淡口醤油に比べ食塩分が5~10%低く、旨味、塩味、酸味のバランスがとれているため、幅広い食品に使用できる。アレルゲンフリーや減塩志向にも対応する。

 ほかの基礎調味料と合わせたメニュー開発にも力を入れ、100近いレシピを用意。同社が持つ”味変”の技術を活用し、既存品のレシピを変えることなく香りやコクを豊かにする提案を進める。業務用は食品メーカーなどからの引き合いが強い。

 差別化技術提案を担当する後藤貞二部長は「ほかの調味料との相性も非常に良いことから、アレルゲンフリー、グルテンフリーのメニュー開発に活用できる。今後も幅広い業界への提案と拡販に努めていきたい」としている。

 業務用は「コウミロン味ベースホワイト」として10kg、20kgを展開。家庭用は「味譜一番」(300㎖・1L)の商品名で販売している。


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