【大阪】食品の研究開発提案型企業のモリタ食材開発研究所(大阪市)は、このほど、上間菓子店(沖縄県豊見城市)と共同開発した「スッパイマンエキス」の液体と粉末の販売を乗り出した。水産加工メーカーをはじめ菓子、飲料、調味料、漬物などの食品メーカーに提案。同研究所は「スッパイマンの味を伝えながら、その知名度をさらに上げたい」と強調する。
上間菓子店の乾燥甘梅「スッパイマン」は、発売から38年が経過し、全国ブランドに成長した。他の食品メーカーとコラボし、スッパイマンブランドの商品は23品ほどある。ただし、同菓子店の承諾を得ているが、スッパイマンというブランド名だけを使用した商品もある。
一方、同研究所はスッパイマンの企画段階から関わってきた中、スッパイマンの味を活用した差別化商品や高付加価値商品を作りたい食品メーカーからの要望を受けていた。同エキスは上間菓子店のお墨付きを得ている。
「スッパイマンエキス」の液体は14キロ入りのバックインボックスと1.5キロ入りの2種類。既存の製品に好みの量のスッパイマンエキスを入れるだけ。甘味料のステビアを使用しているため、甘酸っぱい味になり、後味もいい。
程よい酸味と甘みによって塩分を抑えることもできるという。スッパイマンの商標は同研究所が所有しているためスッパイマンのブランドで販売することも可能だ。
問合先=モリタ食材開発研究所(電話)06・6931・4180
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