新技術開発などマスコミ報道



   米焼酎もろみを健康原料に

モリタ食材開発研究所

  

      2006年(平成18年)1月11日 健康産業新聞


 

 牛乳焼酎、温泉焼酎などの醸造元、合資会社大和一(やまといち)酒造元(熊本県人吉市、TEL0966-22-2610)はこのほど、米焼酎由来の醸造もろみを食品・化粧品向けの粉末原料として開発した。新規素材としての提案は、(株)モリタ食材開発研究所(大阪市城東区、TEL06-6931-4180)が行う。

 

  この原料は、アルコール分を完全に除去したこと、また原料由来のアミノ酸・クエン酸・食物繊維を豊富に含んでいる点などが特長となる。アミノ酸ではグルタミン酸が豊富(100g中、6.14g)で、そのほかアスパラギン酸、アルギニン、バリン、ロイシン、イソロイシンなども多く含まれている。 またクエン酸は同原料100g中3.35g(高速クロマトグラフ法)、食物繊維は14.2g含まれている。

 

 大和一酒造元は独自技術でプラントを完成させ、アルコール分の分画・除去、粉末化に成功した。 販社となる(株)モリタ食材開発研究所では、「米焼酎由来もろみが健康食品素材として開発されたのは初めて。サプリメント型健康食品だけでなく、菓子類などの一般食品、また石鹸・パック等の化粧品素材として提案していきたい」としている。 同社は今後、産学協同で同素材の栄養生理学的研究に取り組んでいく。

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