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気になる臭いのマスキング技術を開発=モリタ食材開発研究所

2020年(令和2年)7月17日(金曜日) 米麦日報


 【大阪発】㈱モリタ食材開発研究所(大阪市城東区、守田悦雄社長)は、長年培った技術を基に、気になる臭いを改善・解決する技術の開発に成功し、新たな技術製品「マスキットEX」の販売を15日から始めた。COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)終息後に向け、「食品メーカーの新しい商品づくり、既存商品の磨き上げのため」に提案していく。

 同社は、食品メーカー向けに、新しい味づくりや商品の差別化・高付加価値化のための技術情報の提供や食品素材の販売を手掛けている。「マスキットEX」は、食品素材のマスキング矯臭効果のある醸造液体製品。米など国産穀物原料100%とし、先端バイオ技術から誕生した。アレルギー物質特定原材料は不使用。淡褐色の液体で、食品添加物表示は不要。対象とする食品によって異なるが、同製品0.5~2%の添加で不快臭を軽減する効果がある。

 この技術は、大豆たんぱく臭の改善・解決のニーズから取り組み、その過程で発見したもの。レトルト食品特有のレトルト臭、切干し大根などの根菜臭、総菜・漬物等に使用する葉もの類、鳥そぼろやソーセージ・ハムといった肉加工品、納豆などの気になる臭いに対しても改善・解決する効果を確認している。

 同社では、これまでの改善効果を基に、原料のコストダウンを図るために使用される大豆たんぱくの臭い、日持ち向上剤、㏗調製剤などの添加物、酵母エキス、たん白加水分解物などの調味料素材などの、気になる臭いを改善・解決する技術として提案していく考えだ。

 特にCOVID-19後は、インスタント食品の商品開発が活発化することを想定し、「その原材料及び生産過程で生じる、少し気になる臭いの改善・解決に役立てたい」としている。

 また、二次的効果として、食品原料素材の味を損なうことなく、レベルアップする機能もあるという。包装形態は10kg、20kg(キュービーテナー入り)。

 同社では、「コロナ禍の影響で食品業界において事業活動が停滞している中、課題の改善に取り組む企業や新たな差別化を図る商品企画、事業の方向性などを検討する企業が増えており、当社にも協力依頼が増えている。マスキットEXのような今までにない技術提案により、コロナ後の食品メーカー、食品業界の発展に寄与したい」としている。

 
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