【大阪】モリタ食材開発研究所(大阪市、守田悦雄社長)は透明しょうゆ風調味料を開発、6月から本格的に販売を始める。
商品名は業務用が「コウミロン味ベースホワイト」(内容量10㌔と20㌔の2種類)、市販用が「味譜一番」(1㍑)。透明で、素材の香りや色合いを生かせることが特長。上品なこくもある。珍味や海藻、干物などの水産加工品、総菜品、漬物の味付けの他、ドレッシングやポン酢などの調味料の材料にもなる。
原材料には小麦や大豆をつかわず、コメ、大豆由来の発酵調味料、食塩などで作られている。塩分を既存の淡口しょうゆや白しょうゆ、透明しょうゆなどに比べ10%抑える一方で、しょうゆのうま味も残した。そのため、減塩とおいしさの両立が可能で、同社担当者は「一般消費者の健康志向に向けた高付加価値の商品作りに役立つ」と強調する。
同社は1982年、2週間でしょう油の醸造技術開発に成功した。その時に蓄積した製造技術の一つを今回の商品作りに生かした。今後も従来にない新しいタイプの調味料を開発していく。
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