ステビア

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ステビアの品種

甘いハーブ植物・ステビアの甘味成分は、品種によって甘味成分の含まれるパーセントと、その比率が異なります。 ステビアに含まれる甘味成分は、ステビオール配糖体の9種類(ステビオシド、レバウジオシドA・B・C・D・F、ズルコシドA、ステビオールビオシド、ルブソシド)があります。


主に、砂糖の300倍の甘さがあるステビオサイド(Stevioside)、450倍のレバウディオサイドA(Rebaudioside A)、 30~50倍のレバウディオサイドC(Rebaudioside C)及びズルコサイドA(Dulcoside A)などが含まれています。

薄層クロマトスキャナー測定例
薄層クロマトスキャナー測定例

ステビアの品種を薄層クロマトスキャナー法によって測定し、分類すると主要な甘味成分のパターンは、下の様になります。

ステビアの品種による甘味成分の相違主要パターン
ステビアの品種による甘味成分の相違主要パターン
  • 品種A:ステビオサイドを多く含み、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、ズルコサイドAを含む
  • 品種B:ステビオサイドを非常に多く含み、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、ズルコサイドAを含む
  • 品種C:レバウディオサイドCを非常に多く含み、レバウディオサイドA、ステビオサイド、ズルコサイドAを含む
  • 品種D:ステビオサイド、レバウディオサイドAを同じように含み、レバウディオサイドC、ズルコサイドAを含む
  • 品種E:ステビオサイドだけを非常に多く含み、ズルコサイドAを含む

ステビアの優良品種「和甜菊」は、ステビアの品種研究から開発された世界に誇るハーブ系の甘い植物です。


商業的にステビア栽培を始める場合は、ステビア品種を目的に応じて選択することが重要です。砂糖の代替の甘味資源としては、レバウディオサイドA主成分の品種が最適で、既に世界的に栽培が始まっています。日本ステビア研究所・(株)モリタ食材開発研究所