【大阪】調味料などの食品や食品添加物の開発製造、食品の製造加工技術の開発などを行うモリタ食材開発研究所(大阪市、守田悦雄社長)はこのほど、経済産業省の「健康経営優良法人2022 中小規模法人部門」の認定を受けたと発表した。守田社長は「企業として社員の健康づくりに努め、社会的責任を今後も果たしていく」と話した。
同社は食品業界の研究開発提案・知恵袋会社として、味づくりによる差別化や嗜好(しこう)性向上技術の提案などを行っている。事業の原動力は社員であり、社員の健全な身体と心が欠かせないと考え、社員の健康管理に努めてきた。
健康づくりの取り組み・施策は70項目に上る。毎朝のラジオ体操やストレッチの実施、20分以上の自転車、徒歩による通勤やウオーキングを奨励している。空気清浄機、加湿器などを設置。低塩、低糖、増酸を理解し、食生活での実践を促す。仕事上の精神的負担や業務の軽減のための組織体制を整える。また、健康経営優良法人の認定ロゴマークと2月に宣言した持続可能な開発目標(SDGs)のロゴを本社玄関や商談室に掲示。従業員の健康に対する意識と理解を高めている。
健康経営優良法人とは従業員などの健康管理を経営的な視点で、健康の保持・増進につながる取り組みを戦略的に実践する大企業と中小企業を顕彰する制度。経産省が認定する。
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