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甘味植物ステビアについて

天然ステビア甘味料は一般食品・ヘルシー食品等に利用されてきました

天然ステビア甘味料は、1971年に世界で初めて企業化され、甘草甘味成分の呈味改善法(1973年発明者守田悦雄)漬物の製造法(1973年8月7日発明者守田悦雄)等をはじめとして、数多くの新しいステビアの利用技術特許が出願され、新しい味、ヘルシー食品の開発に利用されてきました。




ステビア甘味料普及までの背景・過程情報など

ステビア原産地について

ステビア原産地は、南米パラグアイとブラジルの国境地帯。
キク科の多年草、葉に高甘味成分が含まれています。
1905年にMoises.S.Bertoni氏によりStevia rebaudiana BERTONIと命名され、パラグアイでは400年も前からマテ茶の甘味付けに使用されていました。
甘いステビアには、いろいろな品種があります。

「ステビア」を甘い草、甘茶として使用していた原住民 インデオ。

「ステビア」を甘い草、甘茶として
使用していた原住民 インデオ。

これまで、パラグアイで市販されていたステビア乾燥葉のティーパック品、錠剤化品。
※いずれも1970年市販品撮影。

ステビアの栽培について

1974年5月、世界で初めて日本において大規模栽培法を開発して以来、新しい甘味資源として注目され、北海道、中国、四国、九州等で栽培されました。 現在では主に中国、タイ、アメリカ、ブラジル、パラグアイ、韓国、台湾、メキシコ等で広範囲に甘味資源として定着し、栽培されています。

優良品種ステビア(和甜菊)育苗センター

ステビア(和甜菊)1年株 8月頃

ステビア(和甜菊)2年株 4月頃

秋には白い頭状花を咲かせます。

ステビオサイド

甘味成分は、ステビオサイド(甘味度300倍)、レバウディオサイドA(同450倍)であり、 主として葉部に含まれ、乾燥葉(水分約10%以下)中に約5~10%が含まれています。甘味成分の中ではレバウディオサイドAは、 ステビオサイドよりも優れた味質です。ステビアは一般的に種子栽培ですが、掛け合わせ選抜による品種改良を行い、 味質の良いレバウディオサイドAを主成分とした品種(和甜菊)を作り、更に、系統を維持するために挿し木による栽培法の原料を使用しています。

天然ステビア甘味料の開発・商品化

カネボウ食品株式会社「チューインガム」

カネボウ食品株式会社は1976年2月6日発明特許「チューインガム」(発明者 守田悦雄)の技術を基に、 ステビア葉を有効利用した「プレイガム」シリーズの開発・商品化に成功し、テレビ等で大々的にPR・大ヒットしました。
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  このことによって、ステビアが新しい天然甘味料として注目され、大手他社食品メーカーも積極的に利用し、広く社会に普及する礎となりました。

カネボウ食品株式会社「チューインガム」
大塚製薬株式会社「ポカリスエット ステビア」
大塚製薬株式会社「ポカリスエット ステビア」

1990年4月1日には「ポカリスエット ステビア」(大塚製薬株式会社)が全国発売され、天然甘味料「ステビア」の知名度を更に高めました。
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商品・味の差別化を図る甘味技術として、特許出願技術「甘味付与法」(発明者 守田悦雄)を利用し開発。
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「ステビア」の理解を高めるために、乾燥葉2枚と共に、消費者に配布されました。

ステビア

ステビアは永年の経験的な安全性に加えて、種々の安全性試験が科学的にも実施・証明され、今日、植物性の安心・安全な天然甘味料として広く使用されています。
 特に、2004年6月に開催された JECFA(食品添加物の安全性を評価する国連機関)にて安全性が確認され、 日本で誕生した天然ステビア甘味料は、文字通り、国際的にも認められる甘味料となりました。
「最新のステビア各国認可情報」
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 米国FDAはレバウディオシドA95%及び97%以上の製品についてGRASとして正式に承認しました。
晴れて米国におけるステビア甘味料の販売が可能となり、清涼飲料水などにも使用されるようになりました。
「最新のステビア甘味料の海外における市場拡大情報について」
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 近年、和甜菊全草に含まれる甘味料以外の機能性成分の有効利用を図るために「和甘菊機能研究所」では、積極的に和甜菊全草の用途・応用研究をしています。