新商品開発チームで新しい魚介類加工技術提案


 魚介類加工技術の提案に注力している(株)モリタ食材開発研究所(大阪市城東区 社長 守田 悦雄)は、7月1日から更に新商品開発を提案するために、組織を改革し、40数年間新しい商品開発提案に努め、食品メーカーの発展に寄与してきた大森良雄氏が部長となり、新商品開発シニアアドバイザー 門 仁司 氏等が中心で新商品開発アドバイザーチームを組織し、提案営業を行うことになった。


 同社は、時代のニーズに応える味作り、食品加工技術の開発提案から知的財産の開発助言まで幅広い分野で、食品メーカーの社外ブレーンの知恵袋会社として事業展開している。


 最近では「新しい加工塩の鹹味低減化技術」また「味噌の塩から味の軽減化新製法」など、食品加工関係に技術提案を行ってきた。


 今回新組織の発表を機会に、新しい魚介類の加工技術を発表した。この技術は、水産物魚介類を原料とし、加工品を商品化する場合、原料素材の味を損なうことなく加工品の歩留りの向上を図り、また、原料加工工程における食感・食味を向上・改良することができるものである。


 この技術に使用する製品名は「モルビードA」で、主な原料成分は、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤とアミノ酸、食品素材等を含み、エビ、タコ、イカ、貝類、サバ等の浸漬時に添加するものである。


 同社では、新しい専門のアドバイザーと新しい技術提案で、水産加工メーカーの商品開発に積極的関与をし、差別化商品、高付加価値商品作りで水産加工メーカーの発展に寄与したいとしている。