価値観
何気なしにふとTVを点けたら あの人に会いたいと 言う番組で 立川談志さんが 出ていた。
その絶妙な話術の中で 『自分の幸せの基準を知らない奴は イヤだね』 と言った言葉が印象深かった。
僕の友人の友人で 生まれた時に亜脱臼しているのに気付かず 50歳近くになって日常生活に支障をきたすに至り
先日両脚とも 人工関節に入れ替える手術を三ヶ月間入院して行った。
手術は一応成功し 僕の家にも自分の足で歩ける喜びを見せに来てくれた。
しかし 退院の時に言われた 一言がトラウマとなり 曇り空の毎日を送っているという。
それは 転んだらおしまいだよ もう手術はできないから、、、、、
折角歩けるようになっても 転ばないように 滑らないように ばかり思って外出していても何も楽しいことはない。
新車を買って 傷つけぬよう 事故らないよう 盗まれないよう そんなことばかり考えていたのでは ドライブを楽しむどころか
ドライブが・外出が恐怖になってしまう。その結果どこにも行かず車庫の中に鍵をかけて しまって置く他ないなんて 変な結果になってしまう。
それに似たことが 周りにはいっぱいあると思う。
歩けるようになったら、、、 車を買ったら、、、 あれもしたい これもしたい あそこも行きたい あの人にも会いたい
全部やればいいではないか。好きなことして 死んだって 怪我したって 今が大事と悔いを残さない考え方を身につければいいではないか。
談志の『自分の幸せの基準を知らない奴は イヤだね』 が今朝はいやに印象的だった。
和楽輪の家 小林哲博