独居老人
独居老人と打つと 男の人のような感じを受けるかも知れないが
僕とは一回り上の従姉の事で子供もそれぞれ別の住み家を持っていて
お隣の桑名市にすんでいるが気楽な一方退屈な日常を送っている。
家内と相談して 今日は 一緒にお昼を御一緒する事にした。
桑名は 本田忠勝がお城を作り10万石の殿様としてここを治めていた。
そんな土地柄 豪商や 名の通った料理屋さんが多い。 中でも泉鏡花に由来する
歌行燈 と言う名のうどんのお店が 僕のお気に入りだ。
そこで三人で 名物のうどん料理を頂いた。 後桑名城址の菖蒲の観賞に向かった。
まず 出迎えてくれたのは カメさんだった 外気温31度 ほんまにカメの甲羅干しそのものでした。
家の父も若い時は 剣客で??? 健脚でならしていたが 老化は足からくるらしく
昔の面影は無い 従姉も例にもれず 足だけが弱い 僕が今歩き瞑想と言って歩いているのは
鍛えられる間は鍛えておこうと思って実行しているだけである。
気持ちだけは ひったくりに遭ったり 見つけたら 1キロは全力で追跡する自信はある。
少年老い易く、学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず。 (朱子)
学問でも 身体を鍛える事でも同じである。 後から思っても手遅れだ
回りをちょっと見ても 確かに長生きをされている人も多いが 病気の方も多い
先日お会いした方は 世界中飛び回って商売をしておられるが 得意先に会うたびに
御馳走詰めで 僕より一回りも若いのに 身体の動きが老人だった。
だんだん年をとると 訪ねてくれる人が少なくなり 言葉も使う数が減って行く
笑う事も少なくなり 表情も無表情になってくる 出来るだけ訪ねて冗談言って笑わせてあげようと思っている
ありがとう ありがとう 感謝 感謝 ありがとうございます。
哲