生死を思う
 
昨日朝 父のインスリンの注射をするため外に出たら消防車のサイレンの音がした
 
見晴らしの良い所に出て見ると 東の方向に真っ黒い煙が立ち昇っていた
 
ざっと見てここから5キロ位かな? 隣の町である
 
 
 
お昼のTV 新聞は夕刊で報じていた ご夫婦は亡くなられた  
 
なぜか歳が近いので他人事とは思えなかった
 
TVのニュースではいったん外に出たご主人が 妻を助けに再び中に入ったと言っていた
 
今朝歩き瞑想のコースの我が家のお墓の有る墓地の椎の木の大木に額を当て瞑想している時
 
そのご夫婦の イメージが現れた 
 
助けに入って死んだ事について何の執着も無い事を語っていた
 
むしろあそこで自分の身の安全を思って何もしなかったらその悔いは永遠に続くだろうと
 
妻を助けなければ と火中に飛び込む事は人として無意識当然の世界であり
 
人の魂であの世に行ける事は最高の花道であろう
 
まだ記憶に有ると思うが 三浦久さんが歌にした 韓国からの留学生イ・スヒョンさん
 
2001年1月26日新大久保駅で線路に落ちた人を救おうと二人が飛び降り三人とも亡くなった事故
 
少なくとも飛び降りた二人とも その時に自分の身の事より落ちた人を助けようとその一心だった事
 
その事が 大事なことを忘れかけていた我々に生きる意義の活力と方向をを与えたこと
 
もし自分が その場にいたら?? 無い袖は振れぬ
 
一度でも考えた事があれば 意識の世界に記憶され 人として最も悔いのない行動が取れるであろう
 
そんな事を思いながら  亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。