一瞬即永遠 一処即宇宙
早朝歩き瞑想をしていると わずかな感覚が宇宙大の喜びになる
今朝は寒かった お経をあげる時手袋をはずして合掌する
終わって手袋に手を入れた時かすかな温もりが全身の喜びになる
かすかにほほをなでる風が 極楽の余り風に感じる
早朝の歩き瞑想が僕にとっての自然と宇宙との接点になっている
月と雲だが みようによっては人の顔と光の玉だ
僕の写真を見て その中に沢山の神さまの姿を感じて下さる方々がみえる
とってもありがたいことである しかしシャッターを押すとき僕はその姿を意識していない
誰にも出会わない全く澄んだ早朝の空気の中感覚は敏感になる
瞑想の時岩の上に落ちる椎の実の音が意識の全てになった事があった
全てを捨て去った時 全く新しい宇宙感が瞬時にこの身に飛び込む事がある
先を思い悩む事無く 今の一瞬が永遠につながる それが分かった時変化の恐怖から脱皮できる
明日歩いているかは分からない でも歩いている今の一瞬は確かな世界だ
哲