秋のこころ
 
はぁるが来た はぁるが来た どこにぃ〜きた〜 の歌を口ずさむとなぜかこころが華やいでくる  
 
真っ白な画用紙にこれから絵を描いていく楽しみと 未知への期待が踊っているようで
 
秋がきた〜秋がきた〜どこに〜きた〜と口ずさむとなぜか気持ちが落ち着いてしまう
 
描き終わった絵を自ら眺めている気分だ 
 
 
これでいいのだという気持ちと ここが描ききれなかったと思う気持ちが入り交じる
 
秋って 考えさせる季節なんだ
 
 
 
 
 日に日に殺風景になって行く周りの木々
 
残っている葉っぱもいずれ散る葉っぱ そんな思いがこみ上げて来る
 
 
 
 
淡いパステルカラーの日のひかりに照らされて
 
最後の舞台をつとめるヒロインのように 大勢の木漏れ日に見守られて最後のゆらゆら ゆらダンス
 
そんな物語思い浮かべながらシャッターを押していく
 
サラサラサラと心地よく風と歌っていた森も 落ち葉が枯れ葉になってカラカラカラと転がって行く
 
風の当らないちょっとくぼんだ日だまりが母さんの胸の中のような安らぎを与えてくれた
 
膝を抱えて揺れていたらいつの間にかコックリ コックリ いねむりしちゃった
 
秋もいいなぁ〜まったりして
 
ありがとう