屁の匂い
毎日録っているいるラジオ深夜便
久しぶりに 京セラ会長の稲盛さんのお話を聞いた
人間として何が正しいかが 会長の判断基準だったと語っていた
儲けが判断基準の経営者も沢山いる 僕もその中の一人かも知れぬ
肉の偽装 米の偽装 郵便物の偽装
その時儲けたと思っても いずれ明らかになり世間の信用を失う
稲盛さんの会社は一人も契約社員を使わなかったそうだ
キャノンの御手洗さんの会社とは雲泥の差だ
先日 稲盛さんに非常に近かった方が僕のアトリエにお見えになって
稲盛さんの間近な日常のお話を沢山して行った
聞いていて愉快になる話ではなっかった 彼はあまりにも近くで会長を見ていて
屁の匂いが苦になって 大事なものが見れなかったのだと思った
昔僕が仏教の勉強をしていた時 先生がこんな例を出して語った
人に話が出来るお坊さんになっても 故郷の寺ではお話するな と言う
集まった 爺いさん 婆あさん 達が あの坊ん坊んは今は立派になったけど
ちちゃい時 家の柿を盗ってな〜 とか ハナタレ小僧でなぁ〜 とか
そんな事が話題になって 肝心の仏さまの話になって行かないから と言う
車にも安全な車間距離 があるように 恋人同士にも 家族ににも
友人関係にも 取引先にも 余り親しくなりすぎて 屁の匂いが苦になって
百年の恋がさめる事のないように ぶつからない距離を保つことが大切かと思います。
ところで 稲盛会長のお話は僕にとって何度聞かせてもらってもイキイキと語りかけて下さった
ありがとうございます。
哲