春爛漫の宅急便
寒かった 急にみぞれが降り 急に曇って 一瞬日が差した
写真を撮るには最高の気象条件
撮影終わったらぐったり 食事の後覚えなしに寝てしまった
携帯メールの音で目が覚めた 22時だった
夢中で急斜面を登ったり 降りたり いいアングルを探した
アネモネがかわいかった どかっと腰をおろして 光を待っている時
かたわらで こんにちは て頭を下げて挨拶してもらった
思わずレンズを向けて 答えた
何も色っていない 純粋の村娘
清楚で シンプルな表情に吸い込まれる
晩年 毎田周一は 簡素の簡を良く好んで書いたと言う
その 簡 そのもののやぶ椿
花は色々のメッセージをもって語りかけて下さる
ありがとう花さん
哲