伊勢神宮
 
 
黒心(きたなごころ)なくして 丹心(あかごころ)をもちて
清く潔く斎り(ゆまわり) 慎しみ
左の物を右に移さず、右の物を左に移さずして
左を左とし 右を右とし
左に帰り右に回る事も、万事違う事なくして、大神に仕え奉る。
元を元とし本を本とする故なり
 
                      倭姫命の御教え
 
倭姫宮のことが気になった。 どうなる事か朝雨が降っていた
父のインスリンの注射を早々に実行して 朝まだ暗いうちに伊勢神宮に向かった。
 
雨の残る宇治橋は見事なほどに神神しかった。
雲の隙間から射してくる日の光は 伊勢の大神の眼のようだった
 
 
 
何か一年に一度しかない神事に出っくわしたようだった
朝早く 来させて頂くと普段見れない様様な風景のプレゼントを頂く
 
 
 
雨に濡れた石段は荘厳だ
遷宮の行われる新御敷地に至る石段から本殿を望むアングルだが
ファインダーを覗いていて その美しさに胸の鼓動が止まらなかった
二時間の時間があっと言う間に過ぎ  お天気も 青空になったり
また 急に曇ったり 一気に何日分もの体験をさせて頂いた。
 
今回は倭姫宮の居場所を確認するだけにとどめた。
何故なら ついでに訪れる場所ではない事に気が付いたからだ。
何時か倭姫命に呼ばれる日を楽しみに待つことにしよう。